1ヶ月半ぶりに髪を切りに行った。
ずーっとパーマをかけ続けてて、すごーく良く言うとハセキョーみたい
だったんだけど(顔はライオンに食われた女優に似てるらしいですけど)、
痛んできたし朝整えるのが面倒になってきた。

よーし!ストレートにしようってことで行きつけの美容室へ。

飯島直○になりたい、とは言えず痛んでる部分は全部切ってとお願いした。
担当はいつもの通りS君。

S君とはもう4年のつきあい。
私が結婚して引越したので新居の近所の美容室を探して、飛びこみで入った今のお店で担当してくれたのがきっかけ。

最初はひどかった。
S君がまだスタイリスト(髪を切れるレベルの人)になりたてで、その日はお店が込んでて、セットするとき正面に鏡がない場所でやったせいで私の頭は
四角くて、まるで14型のテレビだった。
家に帰るまでずっと頭を押さえながら歩いたのを覚えてる。

他を探そうかとも思ったけど、S君(当時22歳)は丁寧で一生懸命で若いのにチャラチャラした感じがなくてぼそぼそした喋りかたが素朴で好感が持てた。

そして何よりも良かったのがS君のゆび。

書くとなんだかイヤラシイけど、S君はシャンプーの達人だった。
力強くしかもソフト。ゆびの当り具合がなんとも気持ちいい。

きっと良い美容師になるに違いない。S君を育てよう!次も指名しよう!
とオヤジマダムのように思った。

それから4年、S君は予想以上に出世した。
東京のコンテストに出場しロンドンに留学もして、今では店長になった。
結婚もしてパパにもなった。
偉くなったけど、丁寧な接客もぼそぼそした喋りかたも変わってない。
ちゃんと私の好みに合うようにしてくれる。
聞けば私は何番目かに古いお客さんになっていたようだ。

でも最近じゃ指名を取るのが難しいし、シャンプーもしてくれない。
さみしいよーS君にシャンプーしてほしいんだよー。

また行くからさ、今度はシャンプーしてね。

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