ラーメンが食べたい

2003年9月22日
前はどこに行っても「味噌」だったが、最近は「塩」。
それもあっさりした塩ラーメンが大好き。
具は…竹の子が好きじゃないのでメンマはいらない。
チャーシュー、ネギがあればいいや。
贅沢を言えば海苔、麩、ほうれん草が乗っていれば言うことナシ。
いわゆる「昔ながらのラーメン」ってことでしょうか。

最近こってりしたラーメンを食べるとおなかをこわしてしまう。
なぜだろう?
トシだからでしょ?と言われそうだけど、それだけは認めたくない。
きっと他に原因があるんだ。
でも思い浮かぶ理由はすべて「加齢」につながるので書かないけど。

私はひとりでラーメン屋に入れない。
これからラーメンを食べたい時には、迷うことなく入れるようになりたいものだ。
前にどうしても食べたくて自転車に乗って行ってみたものの、店の周りをグルグル回って帰ってきてしまった。
すごく怪しい人だ。

「吉ぎゅー」が食べたくて食べたくて、テイクアウトすることを思いついた。
それに気がつくのがだいぶ遅かったんだけど。
初めて「吉ぎゅー」に一人で入って、テイクアウトのカウンターに行って、注文することができた。
なんだ、やればできるじゃん!
子供じゃないんだから、食べたいものぐらい食べようよ。

今度はラーメンに挑戦。
ちょっとずつオトナになって行こう。

元気だしていこう

2003年9月20日
久しぶりの日記更新。
なんだか急に仕事が忙しくなり帰宅が毎日遅くなった。
「家で更新できないなら会社で」なんて思っていたら、
またまた会社PCが絶不調。
ハードディスクに少し負荷をかけただけでフリーズしてしまう。
ユーザーサポートに電話して相談してみたらマザー交換とのこと。
もしかしたらCPUやメモリも。
ガワだけ古くて中身は新品同然になるやも。

ウチの部署は業績が悪くて、消しゴムひとつ買ってもらえない。
まぁサポート期間内で部品交換は無料だし、
お金の面では会社には迷惑かからないでしょう。
PCが不調だとその分仕事が遅れるので、ますます帰るのが遅くなる。
それで疲れて朝も会社に行かず、ダラダラしてしまって
(ウチの会社は完全フレックス)また夜遅くまで働くはめになる。

あぁ、悪循環。
なんとかしなくちゃ。

辛い辛い結婚式

2003年9月17日
本日、海くん弟の結婚式。
本当に辛い一日だった。
すべてが終わって駐車場まで歩く道で、涙が流れてしまった。

これでやっと両親に打ち明けられる、区切りの日だった。
ここからが大仕事なんだけど、今日の日が終わるまで私たちの状況を誰にもさとられてはいけないし、妻として嫁として義姉としてこなさなければというプレッシャーに押しつぶされそうだった。

お昼に美容室に行き髪をセットして着物の着付けをしてもらった。着物は黒留袖。自分の訪問着で出席するつもりだったが、母が恥ずかしくないようにと黒留袖を叔母から借りてきてくれた。
私の地域では、黒留袖は両親とか近親者しか着ないのが一般的なんだけど、もうすぐ他人になる私が黒留袖を着ていいのかと、誰も気にしないような些細なことにも神経がざらざらしてしまう。

挙式は神社で行われた。
白無垢を着て三々九度をする花嫁の横顔を複雑な気持ちで見つめていた。止めようと思っても自分と重ね合わせて見てしまう。
親族紹介の時、海くんの両親、海くんに続いて私の番が来た時「妻のルナです」と言えば良いのに「嫁のルナです」と言ってしまった。全く意識してなかったんだけど、自分のことを「妻」とは言えなかった。
海くんはそれについては何も言わなかった。
気づいてなかったのかもしれないが、気づいてたとしても彼の性格からしても何も言わないだ
ろうと思った。

挙式が終わるとレストランに移動してのウエディングパーティ。
私の母と弟も同じテーブルだった。父も出席する予定だったが急に都合が悪くなった。もちろん海くんも同じテーブルで、母や弟と普通に会話をかわすのは彼にとってはすごく無理していたのかもしれない。

パーティでちょっとしたハプニングがあった。
人数分にカットしたケーキを新郎新婦で各テーブルに配ったのだが、そのケーキのなかにドラジェがひとつだけ埋め込まれてあり、それが当たった人にはプレゼントがあるということだった。
こともあろうに私のケーキにドラジェが入っていたのだ。
前に出て二人からプレゼントを受け取ると私が義理の姉だと知った司会者が「夫婦円満の秘訣はなんでしょうか?」とマイクを通して聞いてきた。
いや、参った。私に何が言える?夫婦円満の秘訣をこっちが聞きたいぐらいだ。

困ったあげく「ひとりの時間も大事にすることかな」なんて言ってしまった。
何を言ってるの、私は!?会社も家でも一緒な私たちを象徴するような、二人でいつも一緒にいてもダメよってことじゃないかっ。
弟が当たったことにして私が出るべきじゃなかった。すごく後悔して席に戻った。

祝福の気持ちはもちろんある。すごくあるだけに辛い。
私たちがハワイで挙式したときも一緒に行って、そのときの出来事をほろ苦く思い出したり、高砂の席に座っている二人を昔の自分たちと重ね合わせて、せつなくなって不意に涙が流れてしまったりしていた。

本当に辛い一日だった。


スローフード生活

2003年9月10日
生協で「といだお米に混ぜて炊くだけ雑穀十種」というのを見つけた。
ごま、はとむぎ、そば、黒豆などなどが入っていて、カラダに良さそう。

前に和食屋さんで五穀米を食べてとっても美味しかったので、家でも食べたいなぁと思っていたのだ。
五穀米とは違うかもしれないけど、試しに買ってみて、今日炊いてみた。
普通の白米より香ばしくて、美味しい。

ちゃんと食事を作ってゆっくり食べるとなんだか落ち着くなぁ。
たとえ自分一人の食事でもきちんとしていたいが、これってとっても難しい。

月と火星が接近

2003年9月9日
わ〜っ 月の横に火星が見えるよ〜!
あれが火星かぁ…ちょっと赤っぽいね…と、
海くんと一緒に見た。
こうしてると仲良さそうな夫婦に見えるんだろうなぁ。

月と火星のランデブーはもう生きてるうちには
見れないもの。
それを一緒に見れて良かった。ほんと良かった。

お花のお稽古へ。
今日の花材は、しっかりしたワカメのようなふちにフリルがある緑色の葉、ピンクのバラ、白のりんどう。
自分ではまぁまぁかな?と思って先生に見てもらうと、
「なんだかオトナシ過ぎるわね〜」とのこと。
どうも私は小さくまとめてしまうクセがあるようだ。
特に最近はプライベートがグズグズなので、さっさと終わらせようとして、テキトーに活けてるし。

お花は好きだから、ずっと続けたいなぁ。
でもお金かかるのが、悩み。
まだ一ヶ月一万円で納まっているが、ステップアップの度にお金がかかるし、ステップアップすると月謝が高くなる。

他にもチケットの大量購入をお願いされたり、年に2度本部から偉い先生が来ての講習会だってタダじゃない。
11月から暖房費が上乗せされるし、この先、たぶんビンボウになるであろう私に、続けていけるのだろうか…

そういえば昔、占い師に
「アンタ、男で苦労はするけど、お金じゃ苦労しないよ〜」
って言われたなぁ。

お金の苦労の方が嫌だから、まぁいいけど。
一番嫌なのは「男にお金の苦労をさせられる」だな。
昼休み、車で5分ほどの海岸へひとりで行ってみた。
空が青くて海がキラキラしてて、沖には船が浮いてて、山の緑がきれい。
ふ〜落ち着く〜。

車の窓をあけて、波の音を聞きながらお弁当を食べてみた。
BGMはベタだけど、サザ○での稲村ジェ○ンで。

来年の今頃は何してるんだろう?
資格とれてて、再就職してて、5キロぐらい痩せてたら嬉しいな。
全然やる気がしない。
まったく集中できない。
肩こりがひどくて、頭痛までする。
靴下のゴム跡がかゆい。
隣の席の男の口臭がきつい。

があーーーぁ もーやだ。

毎日目が腫れてる

2003年9月3日
現像してなかったフィルムが出てきた。
日曜日の結婚式で写した写真もあったのでまとめて現像に出したのが今日出来上がってきた。

海くんの両親、弟夫婦と6人で食事に行った時の写真、
弟夫婦の赤ちゃんが生まれた時の写真、会社の後輩の送別会の写真など…こんなこともあったなぁって懐かしく思う。

海くんの髪型が長かった時、ちょっと変に写ってて、金八先生のようになってる写真があった。
それを見た海くんが、「俺、かっこ悪いなぁ」とぽつり。
「これじゃぁモテないよなぁ。バツいちになるしなぁ。
 俺、大丈夫かな?仕事も辞めるしなぁ…
 どうなっちゃうんだろう…」
そう話しているうちに、すごく不安になったらしい。

不安をかき消すようにぐいぐいビールを飲んでいる。
すでに350ml缶5本。いつもなら2〜3本なのに。

台所でちょっと洗物をしていると、海くんが来て今にも泣きそうな顔をしている。
どうしたの?って顔をすると、私に身体を寄せてきた。
「…おねがい、"だいじょうぶ"って言って」
そっと背中をさすって、言われた通りに言ってあげた。
「ありがと…ごめんね」
海くんは気が済んだようで、泣き笑い顔で私を見た。

昨日、振り払われたばかりなのに、不安に襲われている海くんを放っておけなかった。
向こうからこんなふうに私に近づいて来ることなんて無かったから、すごくびっくりした。
こんなふうに相手に甘えることができたら、私たちの関係も違ったかもしれない。

ひとつだけわかったのは、私がまだ海くんを好きだってこと。
二日連続、涙。

今日の日記

2003年9月2日
夜、海くんはビールを飲みながらテレビを見ていた。
なにげなくその話は始まってしまった。
またか。今さらまたその話をするつもり?と心の中で思う。

最近 海くんはセックスしたくてしょうがない日があるそうだ。
でもそれは私では解消してあげられない。
「私とそういうことしたいわけじゃないんでしょ?(だったらそんなこと私に言うな)」
「うん、無理。…自分に言い聞かせてきたんだ。
 隣で寝てる人に自分は嫌われてるんだから、
 手を出しちゃいけないって」
「嫌いじゃないって何度言ったらわかるの?」
「じゃあなんで俺のこと拒否したわけ?」
「仕事も家事も忙しくて疲れてたの。
 早く寝たかったの。
 少し家事を手伝ってって言ったのに、音を上げるのが早いって言って
 アンタ何も手伝ってくれなかったじゃない?」

いつもこの繰り返し。もう何度同じことを言ったのだろう。

私の身体の変化にも話がおよぶ。
結婚してから全然濡れなくなってしまったこと。
そんな女とセックスしても面白くないこと。
セックスは自分の中で、とっても大切なことで、
それを拒否されるということは自分自身を
否定されるのと同じぐらいの意味を持つということ。

海くんに対する不満が爆発して、酷い言葉で拒否してしまったのは確か。
それがきっかけで海くんが鬱のようになってしまった。
私の気持ちもわかって欲しかったという思いもあるが、海くんのことが好きだから可哀相なことをしてしまったと、今はとても後悔している。
優しい態度ができるのも、後悔からきていると思う。

そんな海くんが、泣いている。
真面目に仕事して給料もらってほとんどお前に渡しても、
若い奴らに混じってサッカーを頑張っても、
サーフィンを一生懸命やっても、
一緒に歩いても恥ずかしくない体型でいたいからトレーニングしてたのに、
結婚した相手に拒否されるんだよ。
俺がやってきたことって意味ないんじゃない?

昼間は優しいのに、夜はどうして冷たいのかなって、
訳わかんなくて悩んで、眠れなくてさ。
拒否したくせに、別れたくないってどういうことなの?
拒否したくせに、一緒にいたいなんてずるいよ。

まるで子供のように泣いている。
「ごめんね」
背中をさすって手に触れようとした瞬間、私の手は振り払われた。

もうこの人にしてあげれることって、何も無いのかもしれない。

小市民のチカラ

2003年9月1日
今日は計画休を取った。
私の会社は有休消化を推進する動きがあって、
年に6回は計画的に有休を使いなさいとお達しがある。
今どき珍しいありがた〜い制度である。
有休申請も断られたことがないし、個人で顧客とやりとりしているので、顧客に迷惑かけなければ、自分の判断で休んでも全然OK。
ウチの会社のこういう風習が好きだ。

ということで、免許の更新に行って来た。
2時からの講習を受けたかったので1時45分に試験場に着くようにした。
目の検査で順番待ちで並んでいるときのこと。
私のすぐ前におじさん(推定50)が検査を受けていたのだが、右とか上とかわっかの切れてる方を言えばいいだけなのに、いちいち「ちょっと待ってよ、う〜ん上のような気もするし、左のような気もするなぁ」なんて言ってる。
それ見えてないってことじゃん!見えてないならわからないって言えばいいのに!これから写真も撮んなきゃなんないのに、2時からの講習に間に合わなくなっちゃうよ〜

そこへおじさんの携帯が鳴る。着メロはスターウォーズのテーマ。
そのメロディにさえムカツク。
なんとおじさんは電話に出て自分の今の状況を相手に話し始めた!
なんという自分勝手さ。呆れてしまう。
検査するところは平日ということもあってかひとつしかなく、私の後ろに並んでいた人達もかなりイライラしてたと思う。

おじさんは視力がかなり低下しているらしく、検査官の人が「5分ぐらいしたら、もう一度計ってみましょうか?」と言ったらおじさんは怒り出した。「そしたら2時からの講習に間に合わねぇじゃねぇか」って。
それはこっちのセリフだぞ。
「後ろで待ってる方もいますから」と検査官の人が言ったらおじさんが振り返った。
私はギロっと睨んだ。たぶん後ろの人達も同じようにしたはずだ。
おじさんは一瞬ひるんで、すごすごと列を離れた。

ふんっ!自分勝手オヤジめ。

出会い系な会社

2003年8月31日
今日は会社の人の結婚式。
新郎新婦とも同じ会社で、私たち夫婦とまるっきり同じ。

女子は私も含め4人しかいないのだが、そのうち2人は会社の人と結婚して、1人は現在付き合っている。
会社を辞めた女子も会社の男の人と付き合ってたりして、社内恋愛がとても活発。出会い系か?

まぁ年が近い人が多いっていうのもあるけど、みんな出会いがあんまり無いのも実情。
社内結婚はもう一組いて、奥さんの方が辞めたのだが、行事の際には顔を出す。

なんでも我が町は「結婚適齢期の女子が結婚適齢期の男子より2万人多い」そうだ。
女子が2万人もあまってる町なのだ。

嫁不足の町の方へ。
もしこれを読んでいたら、ぜひご一報ください。
私の町には、気立てが良くて、かわいい子がたくさんいますよ。

秋ですね

2003年8月30日
朝起きて急いでお洗濯。週末でないとお洗濯できないので、3回ほど

まわす。久しぶりに晴れたので、外に干す。
やっぱり外に干すのって気持ち良い。

お花のお稽古へ。
今日のお花は、吾亦紅、ゆり、トルコキキョウ。
吾亦紅を見ると「あぁ秋だなぁ」と思う。

ここ2、3日、海くんは私と一緒に食事をとろうとしない。
ご飯できたよって声をかけても、食べたくないと言われる。
なら作る前に言ってよと思うが、「あ、そう。じゃ置いとくからお腹すいたら食べて」とだけ言うと、しばらくしてから自分の部屋から出てきて、おかずとご飯をおぼんに乗せて部屋に持って行く。

昔だったら「調子悪いの?」とか「食べないなら先に言って」とか言っていたけど、今は何を言ってもリアクションがもらえなさそうなことが雰囲気でわかってしまうので、それさえできない。

そのくせ夜中に「お腹すいたから何か食べたい」と言ってくる。
私は「じゃうどんでも茹でようか?」なんて言っちゃっていそいそと台所に立ってしまう。
…甘い。甘すぎる。都合のいい家政婦さんじゃないか。
嫌だなぁ、こんな自分。

ほぇ〜疲れた

2003年8月29日
…やっと終わった。業務発表会。
この一週間、この資料作りのために時間をついやしてきたが、やっと本番が終わった。
もう、なんていうか、脱力。

パワーポイントで作った資料17ページ。その説明文A4びっしり3枚。
リハーサルでは11分で終わったのを本番では何とか17分まで引き伸ばした。

パワーポイント操作中に手が震えて、一番大事な場面でクリックすればいい所をトリプルクリックしてすっ飛ばしてしまい、苦笑いしつつ前に戻す操作をして説明し直した。
説明が終わったらおエライさん6人との質疑応答。
「そんなこと私に聞かれても…」っていう質問もあったが、どうにかしのいだ。
失敗はあったものの最終的にはまとまった形になった。

終わりの挨拶をしたら、おエライさんとその後ろで見学していた社員のみんなが拍手してくれた。
拍手をしてもらえるなんて思っていなかったから、すごく嬉しかった。
なんとおエライさんの2人が、私が作った資料がすごく良くて他の部署にも見せるから欲しいと言って来た。

頑張った甲斐がありました。
今日発表した4人の中で一番良かったスと後輩にこっそり言われて嬉しさ倍増。

海くんは私と同じ会社である。
彼は発表していないが、見学していた一人である。
私が資料作りのために残業や終日出勤していたのも全部知ってる。
なのに、何も言ってくれない。「おつかれ〜」さえもない。
家に帰ってきても玄関から冷蔵庫に直行してビールを取り、自分の部屋に入ってしまった。
その間なにひとつ言わない。

一言でいいから、今日の発表はどうだったか言ってほしかった。
褒め言葉がほしいわけじゃなく、悪かった部分の指摘でもいい。
何かリアクションが欲しかった。

近い将来、私は会社を辞めようと思っている。
離婚のこともあるけど、60歳までプログラマの仕事は無理だし、他にやってみたいことがある。
海くんは今の会社に行き詰まりを感じていて、こんな事を言っていた。
「俺はこの会社にもこの仕事にも向かなくなってきた感じがする。おまえは会社にとって必要な人間だし、離婚するからっておまえが会社辞めることないんじゃないか?」

確かに私は会社も仕事も好きだ。
しかし他にやってみたいことがあるのも、本当なのだ。
でも海くんは「離婚のせいで私から好きな仕事を奪う」と思い込んでいる。

自分で言うのもおこがましいけど、発表してる時の私はいっぱいいっぱいだったが、終わった後の笑った顔とかほっとしていい顔してたのかもしれない。
今日の発表会で私が褒められているのを見て「仕事を奪う」ってことをまた強く感じたんじゃないだろうか。

何か一言いって欲しかったけど「私の発表、どうだった?」なんて聞くのはやめよう。
こうして言えないことがどんどん増えて、だんだん気持ちも離れていくのかな。

もうすぐ8月も終わり。
9月中旬には海くん弟の結婚式がある。
それが終わったら、両親に離婚のことを話す予定。
・・・だけど、海くんと離れて暮らす事に実感が湧かない。

寝室を別にして「同居人」というスタンスでここ何ヶ月か生活してきた。
当然嫌な事もあったし、今すぐ出て行きたいと思ったこともあった。
でも海くんのことを嫌いになれない。

海くんは感情の起伏が激しいが、元々私たちは気が合うのだ。
でも結婚して分かったが、「夫」には不向きな性格だ。
「恋人」か「親友」のポジションでいてくれたほうが、私との関係は上手くいく。

やっぱり近すぎると良くないな。
離婚したら今よりいい関係になれるんだろうか?
業務発表会のために休日出勤。
お花のお稽古も休んじゃったし、タダ働きだし、業務外の仕事なので
やる気が起こる訳がない。

夜8時ごろ家に戻ると、サーフィンから帰ってきた海くんが
ビールを飲んでいた。
私はすごく疲れて、食事を作る気がしなかった。
作っても食べてもらえないことが多いから、
作る気が起こる訳がない。

「ごはん、無いなら無いって言ってくれないと困るよ」

な、なによ。作っても食べないくせに。よく言うよ。
私はね、今日働いてたんだよ。・・・と言いたかったが、言えない。

「じゃあ吉牛行ってくるから」と言い残し、出て行った。

自分だけ食べればいいのか?
なぜ一緒に行こうと行ってくれないのさ?

しょうがないので、ひとりでたらこパスタを作って食べた。
食べ終わった時に、たこ焼きのお土産をかた手に海くん帰宅。

お腹いっぱいなのに、お土産もらって嬉しくって
パクパク食べちゃう自分にムカつく。
--------
イケてるOL様
お気に入り登録させて頂きました。

ついてない

2003年8月20日
会社の自分のマシンが逝ってしまった。
夏休み中から パソコン運、大凶。

やっと更新

2003年8月16日
パソコンもウイルスから復旧して、8月9日からの日記を更新することができた。
■9:00AM 奥尻到着
港につくと先に帰省していたチカの旦那さんと子供たちが
迎えに来てくれていた。
チカはお姑さんと折り合いが悪い。だからお盆になっても毎年、
旦那と子供だけを奥尻に帰省させる。

チカの旦那さんは車で奥尻を案内してくれた。
南西沖地震で津波の被害がすごかった場所やモニュメント、
被災者の慰霊碑などを見た。
当時の津波の高さは30メートル程にもなったそうだ。
そんな波がきたらひとたまりもない。慰霊碑に合掌。

■11:00AM 昼食
お楽しみのお食事の時間。賽の河原の食堂へ行く。
私とマキはもちろんウニ丼(1500円安い!)と浜焼き(1600円)を注文する。
ウニ丼はウニを一折ちかく使ってる。甘くてとろり。たまらな〜い。

浜焼きは、ほたて、えび、あわび、イカ、ホヤ(各1個)、ツブ(4個)を
炭火で焼いて、素材の塩味だけで十分美味しい。
ほたてなんて、焼いて縮んでも厚さ3センチはある。
あわびもプリプリしていて味が濃い。大満足。

■1:00PM お土産探し
やっぱり奥尻と言えば、ウニ、あわび。
生ウニを持って帰りたかったが、ウニ漁は8月12日で
終了したそうで、どこに行っても無い。
お土産やさんでなく、水産会社まで行って、やっと見つけた。
どうにか3パック(1パック1200円)買って、活あわび(10センチので1個700円)も買う。

■3:45PM 奥尻→江差
朝がとても早かったので私達は眠気におそわれフェリーの待合室で一眠り。
帰りはチカ一家全員も一緒。旦那と義父、義母は二等席へ。
「一緒にいなくていいの?」と聞くが「関係ない!」と一蹴。
チカの子供達も一緒にまたラウンジの席を取った。

フェリーが出航すると間もなく私以外の皆は寝てしまった。
クーラーが効きすぎて私は全然眠れなかった。

トイレに立った時、偶然船員の人に会ってしまった。
その船員さんはお茶など出してくれて、余計なことは言わない感じのいい人だった。
「船長があなたに話があるって言ってましたよ」
「・・・」私は話すことはありませんけど。
「すみませんけど、来てくれませんか?」
断りきれず、ついていくと操縦室に案内される。

そこには船長ではなく、Kさん。
Kさんは最初のうちは「奥尻どうだった?」とか当たり障りない話をしていたのだが
「旦那さんとは別れるの?」「子供はいないの?」
「寝室は一緒?」「どれぐらいセックスしてないの?」
「毎日なんて大変だね?セックス嫌いなの?」

面倒なので「はぁ」とか「う〜ん、わかりません」ってごまかすと
「真面目な話だよ」と言われる。
かな〜りディープな質問攻撃だ。
話してる内容は、船員の皆さんには筒抜けである。

「俺とメル友になんないかなぁ?」と言うと周りからクスクス笑う声が聞こえる。
「それは無理だべ〜」と救いの声。一同、笑。
すかさず「じゃあ 私、そろそろ戻ります、操縦室見せて頂いて楽しかったです、
今日はどうもありがとうございました」と一気に言ってみた。

それでもKさん、食い下がる。
「今晩、○○町で花火あがるんだけど、一緒に見に行かない?」
「ちょっと無理ですね、すみません」

結構アタシ、モテるんじゃーん、と能天気に喜ぶ。
捨てる神あれば拾う神ありだね。でもKさんは"拾う神"ではない。
彼氏は全然いらないけど、こういうちょっとした出会いは楽しいかも。
ラウンジに戻り爆睡。18:00 江差到着

■20:00 帰宅
お土産のウニとあわびを海くんに食べさせる。
大好物なので機嫌がいい。
いろいろ酷いことされても、やっぱりこの人の笑顔が好きだ、
と思ってしまった。
マキ、チカ(旦那さんが奥尻出身)と一緒に行く。
一泊旅行にしたかったのだけど泊る所がどこもいっぱいで、結局日帰りすることになった。

■5:00AM 集合
前日は「運転手だからしっかり寝なくては」と思っていたのに
ほとんど寝れず、うつらうつらしただけで3時に起きた。
シャワーに入って身支度を整え、時間通りにマキ達が来た。
この人たちが時間通りに行動するなんて、びっくり。
私の車に乗り換えて、江差へ移動。途中のコンビニで買い物し、
車内で朝食。

■7:00AM 江差→奥尻
奥尻行きのフェリーの料金は 3種類ある。
一等ラウンジ:4290円 リクライニングシートの指定席
一等和室  :3770円 個室のお座敷 他のお客さんと相部屋
二等:2100円 カーペット敷きのフロア 寝る人、宴会をする人いろいろ

私達はふんぱつして、一等ラウンジへ。
50席ほどあるが、お客さんは私達の他は、熟年カップル2組だけ。
テレビを見ながらフロアの長いソファーでくつろぐ。

しばらくすると、船員さんが来て私たちだけに「操縦室を見学しませんか?」
と声をかけてくれた。
え〜うれしい、行きます行きます!ふたつ返事でついて行く。

そこには男性の船員の方が6名。運転はすべてコンピュータまかせらしく、
タバコをくわえ、コーヒーを飲みながらみなさんリラックスモード。
出航してしまえば、ただ見張っているだけの時間らしい。

マキとチカは海を眺めながら、景色いいね〜などと言っている。
私は機械に興味があり、これなんですか?を連発し、いちいち説明させた。
季節によっては、イルカやクジラを見ることができるそうだ。

船長室にも案内され入っていくと、船長は寝ながら新聞を読んでいた。
「おぅ、入れ入れ。お前たちどっから来たんだ?」
お前たちって、私ら客なんですけどね…やっぱり海の男は荒々しい感じだ。

ちょっとした世間話などしたところで、「結婚してんのか?」と聞かれる。
チカは二十歳の時に結婚して小6の子供(双子ちゃん)がいて、
今でも旦那さんとラブラブの幸せ者だ。
マキは独身(本当はバツイチ、子供なしだけど、バツイチの事は言わなかった)
私は一応結婚してる…とお茶をにごそうと思ったら、船長の標的は私になった。

「別れるのか?なんでよ?」
「えーまぁ性格の不一致ですねぇ」
「それは表面的な話だべ?だいたい"性の不一致"なんだよ。
 旦那のセックスは良くなかったのか?」
なんてストレートな!!!
私は何も言ってないのに、チカが横でふざけてうなずいたりする
もんだから、もう船長は止まらなくなってしまった。

「あんたはあっちの方は激しいのか?」
「いやぁ…」
「じゃあ旦那が激しいんだな?それで嫌になっちゃったのか?
そりゃーあんたが贅沢だ。別れんのか?」
「たぶん…」
「別れたら俺に電話よこせ、写真見せるわ」
と船長が出したのが船員の船舶免許の顔写真。
そういうのお客さんに見せていいんですか?
「こいつはちょっとハゲてるけど、いい奴だから。
 あ、そういえばいい奴まだいるわ。
 おーい、Kいるかー?ちょっと来いや〜」

Kさん(36)登場。さっき、機械のこととか熱心に説明してくれた人だ。
「おいK、この姉ちゃんもうすぐ旦那と別れるんだってよ。
そしたらおまえとちょうどいいべや」
Kさん薄笑い。

船長室を出て、船長と操縦室に戻る。
船長はそこにいた全員に私のことを話す。
「セックスが合わないんだってよー。
 旦那が激しくて激しくて毎日なんだと。
 だから疲れてしまってもうすぐ別れるんだとー」
「そりゃー大変だなぁ」「Kもバツイチだし、丁度いいべ」「年も近いしなぁ」
「その隣のお姉ちゃん(チカ)は、旦那とらぶらぶなんだってよ。
旦那のひざに座ってテレビ見るんだとよー」
チカも余計な事言うから、ネタにされた。

Kさんは私に近づいてきて「ライオンに食われた女優に似てるね」
はぁ?誰だよ、それ。ライオンに食われて生きてる女優って…
褒めてんのかよ?

そろそろ奥尻に着きそうになり、ラウンジに戻ろうとしたら、
Kさんが近づいてきて
「日帰りなんでしょ?じゃあ、帰り待ってるから」と私にささやいた。

こんなのってあり? いつもこんなことやってんの?
操縦室なんて一般人を入れちゃいけないでしょ?
同じラウンジにいた熟年カップルには声をかけなかったもんな。
あんたら、ちゃんと仕事しなよ。
船長、ぶっちゃけすぎ。

せっかく高いラウンジを取ったのに、ほとんど操縦室や船長室にいた。
ため息つきつつ、出発から2時間、奥尻へ到着。

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